古来、中国より伝わったとされる七宝。平等院鳳凰堂の扉金具にも七宝の技術が使われています。 Foretでは、この伝統の技を使って作る「銀線七宝アクセサリー作り教室」を京都ハンディクラフトセンターで開催しました。その模様をレポート!
今回作るのは、福を呼ぶ鳥「フクロウ」をかたどった銀線七宝のアクセサリーです。銀板は1円玉サイズの小さな円形。その中に描かれた、フクロウの模様の中に色付けをしていきます。色は釉薬と呼ばれ、色の付いた粉末のガラスを水に溶かしたもの。それをツマ楊枝などの道具を使って丁寧に銀線の模様の中に塗ります。
細かな作業なので、皆さん少し緊張気味。色を塗る時に手が震えたり、咳をすると線から釉薬がはみ出して色が混ざり合ったりします。ドキドキしながらも、色を組み合わせたり、混ぜたり、思い思いの色彩で仕上げていくのが楽しい時間です。皆さん、それぞれ個性が光るカラーリング。
釉薬の色付けが終わると、職人さんが窯で焼きあげて出来上がりです。約800度の温度を加えると、魔法のように見事に美しい七宝が完成。七宝はペンダントかストラップのどちらかをお選びいただきます。出来上がりをご覧になって、歓声があがり皆さんの目が輝きました。
Foretでは、これからも皆様に楽しんでいただける多彩なイベントを企画して参ります。皆様のご参加をお待ちしていますので、どうぞご応募ください。