イベントレポート - Foret

お香立て作り教室 レポート

酒蔵と龍馬の町 伏見を歩く レポート

あいにくの小雨がちらつく1月30日、らくたびさんのご案内で酒蔵と龍馬の街・伏見の街歩きに出かけました!

写真
▲ながーーーーい、アーケード街。
自慢のドーム型アーケードは、平成9年に完成。

まずは全国でも珍しい太陽光発電ができる大型アーケードを備えた「大手筋商店街」をぶらり。駅側に近い方には昔の「銀座」の跡が残っていて、なんと東京の銀座ができる前に「銀座」があったのが伏見なのだとか!
写真
▲銀座跡の石碑の後ろに見える木は、東京の銀座から友好のしるしに贈られたもの

大手筋商店街を抜けて、いよいよ本日のメイン「松本酒造」さんの特別見学に。先ずは松本社長自らのご案内で、迎賓館である「万暁院」を見学。松本酒造さんはもともと東山にあったそうで、よりよい水を求めて伏見に移ってからもルーツを忘れないよう、洛中の名刹の建物や石碑などを移築して趣向を凝らしてきたのだそうです。
写真
▲広大な庭も見事ですが、実は片隅にたたずむこの「キリシタン灯篭」が隠れた逸品。キリシタン大名高山右近ゆかりのもので、地中に隠れる部分にマリアさまをあしらっていたとか。

そして松本酒造のシンボルともいえる、レンガ造りの建物の中で、お楽しみの試飲会!看板商品の「桃の滴」は芳醇な香りとほのかな甘みで女性にも飲みやすいお酒でした。
写真

松本酒造の見学後は、幕末の志士・坂本龍馬の足跡をたどりながら伏見の街歩き。今回歩いたのは、龍馬が伏見にある寺田屋滞在中に襲われて逃げてきた道を寺田屋まで逆に歩いていくというルート。らくたびさんから龍馬が逃げ込んだ材木屋があった場所や、通った道を教えてもらいながら歩くと、感慨深いものがありました。
写真
▲今も旅館として営業する「寺田屋」。実は龍馬が滞在した部屋は火災で焼失しており、今の建物はそのすぐあとに再建されたものなのだそう。

その他、商売繁盛の“油掛地蔵”がある「西岸寺」で“安土桃山時代”の語源となった松尾芭蕉の句碑、徳川家康の支援で建てられた東本願寺の別院「伏見御坊」や鐘楼風の門が特徴的な「源空寺」など、安土桃山時代の空気を感じられるスポットを訪れました。
写真
▲西岸寺(芭蕉の句碑)
写真
▲源空寺

ツアーのスタート時に降っていた雨も、松本酒造を出るころにはすっかりあがりました!Foretでも人気のらくたびツアー、まだまだ京都の隠れた魅力をご案内したいと思いますので、どうぞご期待ください!

フクロウ

過去の記事
最上部に戻る▲
トップページに戻る▲
(C) KYOTO TOYOPET