イベントレポート - Foret

琳派400年記念 尾形光琳の足跡を訪ねて レポート

スペシャリティコーヒー体験教室 レポート

京都を代表する老舗コーヒー店として知られる「小川珈琲」で、今話題の「スペシャルティコーヒー」体験教室を開催いたしました。会場は、有名バリスタを輩出する小川珈琲のオフィス内に設けられた豪華なトレーニングルーム。しかも講師は3人の“イケメン”バリスタとくれば、ますます期待は膨らみます!
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さて、みなさんは「スペシャルティコーヒー」をご存知ですか?簡単に言うと「素晴らしい風味特性のあるコーヒー」のこと。「苦味・酸味・甘味」を感じやすく、渋味などの雑味が無い、欠点のないコーヒーの総称です。また、栽培から収穫、そして消費者に届くまで、一貫した体制と工程で、品質の向上や管理が徹底されているという点も、スペシャルティコーヒーの特徴です。

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まずはじめは、講師の先生による座学からスタート。
コーヒー豆が出来るまでの話や、スペシャルティコーヒーの栽培に適した場所や環境についての説明を聞きました。コーヒー栽培というと、主に赤道付近の国を思い浮かべますが、意外にもコーヒーは暑い気候の場所では育たないそうです。コーヒーは標高が高い産地の方が美味しいらしく、その風味は、より目立った、特色のあるものになるそうです。

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お話しの後は、実際にスペシャルティコーヒーの香りや味を比べてみます。
今回はA・B・C3種類の異なるスペシャルティコーヒーをご用意いただきました。
コーヒーの国際品評会COE(カップオブエクセレンス)の方式に則って、コーヒーの香りや甘み、酸味、風味を1〜5までの数値で評価します。ここでは「カッピング」と呼ばれる、プロが コーヒー豆の味や香りを鑑定するときに用いる手法を体験しました。ワインを選ぶ上でのテイスティングのようなものです。講師の先生のお手本を真似しながら、スープをすするようにして味を拾うのですが、これがなかなか上手くできません。悪戦苦闘しながらも参加者のみなさんは徐々にコツを掴まれた様子。ちなみにコーヒーを評価する際のポイントは、ズバリ「思ったことをすぐに書く!」ことだそうです。
コーヒーの「質」を言葉で表現することって、意外と難しいものですね。

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続いて、ご自宅でも実践できるペーパードリップのレクチャーと実践。ペーパードリップでコーヒーを淹れる際のポイントは大きく2つ。「粉の量」と「抽出する液体の量」だそうです。決まった量をしっかり測ってドリップするだけで、コーヒーの味は劇的に美味しくなるんだとか。お湯を注ぐスピードだけでも味は変わるというから、コーヒーの世界は実に奥が深いですね。気が付けば、教室の中はコーヒーの香ばしい香りでいっぱいです。最後は自らドリップしたコーヒーと小川珈琲特製のガトーショコラで優雅なケーキタイム。お土産にハウスブレンドのコーヒー豆までいただいちゃいました。是非ご自宅でも本日教わった「カッピング」にチャレンジしてみてくださいね。

フクロウ

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