イベントレポート - Foret

クレイクラフト体験教室 レポート

オリジナル時計作り体験教室 レポート

「京都北山杉」の歴史は今からさかのぼること600余年、かの有名な茶人・千利休によって完成された「茶の湯」を象徴する茶室や数寄屋造りの建築材料として用いられるようになり、日本の伝統建築には欠かせない銘木のひとつとして今日まで受け継がれてきました。今回Foretでは、京都北山杉を使った世界に一つしかない「オリジナル時計作り」の体験教室を開催しました。
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講師は京都の観光名所・嵯峨嵐山にあるアットホームな体験工房「夢アトリエ」の太田先生。
まず参加者の皆さまの前に用意されたのは、あらかじめ楕円形にカットされ、中心に時計の部品が取付けられた杉板です。ベースとなる本体の部分は、ほぼ出来上がった状態からはじめられるので初心者の方でも気軽に体験できます。先生から事前に簡単な説明を受けたら、早速作業開始。
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杉板に数字やハートの形に曲げて作ったカラーワイヤーのパーツや木の枝を並べて、デザインしていきます。自分オリジナルのパーツを作りたい場合は、ラジオペンチでカラーワイヤーを曲げて作ることもできます。何通りもパターンを試しながら杉板の上にバランスを考えてパーツ置き、取り付ける位置を決めます。好みのデザインを探っていく作業はまさにアートです。ただし、あまりたくさんパーツを並べすぎると、時計の針が分からなくなってしまうので、「できるだけシンプルに」を心掛けるようにすると上手くいくそうです。何事も“ほどほど”が肝心なんですね。
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パーツの配置が決まったら、木工用ボンドで杉板とパーツを固定します。貼り付けた後は、接着を良くするため、しばらく手でパーツを押さえます。はみ出したボンドはティッシュや綿棒でキレイに拭き取って、最後に杉板に時計のムーブメントと針を取り付けたらようやく完成です。針を取り付けた後に、時針と分針が当たっていないか、また文字と針が当たっていないかを確認します。
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やわらかな雰囲気の北山杉のぬくもりと、思い思いのデザインで仕上げた時計は、あなただけの時を刻む素敵なインテリアになりました。置き時計にも掛け時計にもなるので、是非お好きな使い方を見つけてくださいね。

フクロウ

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