夏を乗り切る!オリジナル七味と七味ふりかけブレンド体験教室 - Foret


七味唐辛子は料理の味を引き立たせるのに欠かせない調味料で、日本の食文化に合うよう、素材の種類や配合の割合が工夫されてきました。なかでも「京七味」は京料理に合わせて発展したもので、観光客のお土産でも大人気ですよね。
今回は、八坂の塔近くの老舗乾物屋「京山城屋」さんから講師をお招きし、辛さや風味を自分好みにできる、オリジナル七味作りに挑戦しました。

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まずは、七味についての座学から。唐辛子は、あの有名なコロンブスが発見したと言われ、日本に唐辛子が上陸したのは、なんと豊臣秀吉の時代なのだとか。七味を「薬味」と呼ぶのは、400年以上前から体を治す漢方薬の役割として重宝されてきたという歴史があります。

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作っていただく七味の材料は「京山城屋」さんで実際に使用されている厳選された素材。京都産の金胡麻をベースに京都産の唐辛子、焼唐辛子、九州産の黒ごま、和歌山産の香り高いぶどう山椒、四万十川でとれる高知産の青のり、和歌山産の陳皮です。それぞれの効能や、配分による香り、風味の違いまで、幅広く学びました。

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↑すべて国産の厳選素材!

説明を聞いた後はレシピ通りに材料をブレンドします。まずは「京山城屋」さんのオリジナル七味を再現!はじめに、金ごまと黒ごまをすり鉢に入れ、すり鉢をゆすりながら、やや食感を残すように軽くつぶします。

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↑すりつぶし過ぎると油が出るので、ほどほどに!

続いて、残りの素材を順番に加えていきます。ごまをひとつに寄せて、隣合うように入れると、色鮮やかな素材がとってもきれいで、先生自ら「Instagram映えします」とおっしゃっていました。

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↑写真撮影タイムに突入!

全ての材料を混ぜ合わせれば、ベースとなる京山城屋の七味が完成です! お出汁の入ったコップに出来立ての七味を少しだけ入れて、さっそくお味見。ピリっと辛い唐辛子に、山椒の爽やかな香りとごまの香ばしさが加わり「美味しい!」の一言。瓶に七味を入れて一つ目ができました。
二つ目は、先ほどのベースとなる七味を味見した際に、辛いと感じた人、ちょうど良いと感じた人、もう少し辛いほうが良い人の3パターンで、材料を加え「オリジナル七味」を作ります。

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「同じ辛さでも唐辛子はすぐに感じ、焼唐辛子は後から感じる」など、素材の特徴を教えてもらいながら、山椒などを加えて自分好みにアレンジ。唐辛子だけ加えてすり鉢が真っ赤になる人も!こちらもお出汁で味見をして瓶に入れると完成です。

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↑オリジナルには油性ペンで印をつけます。

最後は、「七味ふりかけ」を作り!
取り置きしておいたベースの七味をすり鉢に入れ、京山城屋さん特製の「ふりかけベース」を加えて混ぜるだけ。ふりかけは、ひとつまみを手に乗せて、そのままを味見します。「これが一番美味しい!」なんて声も。

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瓶詰めが終わったら「七味ふりかけ」の完成です。七味唐辛子で香りと辛みを加えれば、塩分控えめのお料理も美味しくなるそうです。まだまだ続く残暑と朝晩の涼しさで身体が疲れやすい季節だからこそ、七味唐辛子を活用して健康にお過ごしください!
Foretでは、今後も楽しいイベントをたくさんご案内していきます。次回もどうぞご期待ください!

フーフー

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