私たちがつくっています!
ロカポテ
京都府美山町
華やかで美味しい 京野菜ブーケ
かやぶき屋根の家が残る南丹市美山町。大自然の中、有機栽培で育てた旬の京野菜をブーケにしました。
大嘗祭の献上米となった南丹市のキヌヒカリとセットでお届けします。
<内容>
京野菜ブーケ/美山のキヌヒカリ 2kg
※収穫の状況により内容を変更させて頂く可能性があります。
私たちが皆さんの現在を
インタビューしてきました
いま
京都トヨペット 営業本部
加藤 義和、竹岡 三恵
Interview
生産者インタビュー
京都府美山町の農場でお話を伺った波多野さん
■Local × potential=「ロカポテ」
―「LOCAPOTE(ロカポテ)」について教えてください。
「LOCAPOTE」は、主に農業とキャンプ場の経営をしています。
畑では、今の時期ですと大根、白菜、ねぎ、人参、カブなどを作っていて、ネットで販売しているのと、市場におろしています。
キャンプは通常のキャンプの他に、畑でキャンプをする「畑キャン」をやっています。
―「畑キャン」とはなんでしょうか?
「畑キャン」というのは、それぞれの農家の畑の一角にキャンプスペースを設けて、そこでキャンプをしていただくというものです。トイレとお風呂は民家のものを使っていただいています。
空いている駐車場を一時利用できるサービスがありますが、それに似てますね。
一般農家が自分の家に旅行者を宿泊させる「農家民泊」というのもありますけど、自分の家の一部を貸すというのはけっこうハードルが高いと思うんですね。その反面、トイレとお風呂だけならという人はけっこう多いんです。ご飯は一緒に作ったりして、農家で作った野菜を提供したりもしています。
畑キャンのようす
― 畑の一角でキャンプ!まさに、密にならずに楽しめますね。
もともと、このあたりの山間部は獣害がひどくて、柵をしていても飛び越えたり、穴を掘ったりして入ってくるんです。
対策としてなにかいい方法がないかと考えてまして、キャンプスペースを畑に持つことによって獣害を防ぐ効果を狙えますし、人もきてもらうことで収益にもつながるということではじめました。
キャンプはいま流行っていますし、キャンプ場だと周りの人が見えてしまいますけど、このあたりだと周りを気にせず楽しむことができます。
まだ始めたばかりで、まだ手の届く範囲でしかやってないんですけど、評判はいいですね。
他に、オンラインサロンで情報発信なども行なっています。
タイトルは、畑が鹿に食べられてしまって鹿のためのレストランみたいになってしまっていることから、「ヴァーチャル農園 鹿のレストラン」と名づけました(笑)。
インタビュー中も人懐こく近寄ってきてくれた羊のももへい。
― 羊も飼われていますね。
あれはペットですね。 もともと動物園にいた羊たちなんですけど、規模を縮小するので行き場がないということで譲りうけました。
羊がいることによって、近所の方が野菜の切れ端なんかを箱に入れてもってきてくれるんですよ。
そういうことで仲良くなることも多くて、羊が地域の方とつないでくれたということはありますね。
最初は羊の飼い方もよくわからなくて、草だけあげてたらいいみたいなので、このあたりの草刈りをしてもらおうと思ってたんですけど、同じところしか食べなくて(笑)。なかなかうまくいかないですね。
でも近所の子ども達には人気です。
■耕作放棄地を譲り受け「なにかをやってみたら」と…
― もともと芸人をやっていたということですが、どういう経緯で今のお仕事につかれたんですか?
芸人をやりつつ、作家として台本を書いたりしてたんですけど、弟が旅行会社を始めたので、そこで旅行の仕事をするようになりました。
そのうち、南丹市主催の農地と家をうまく使うというアイデアコンペに応募して、採用されたんです。
賞金がもらえるのかと思ったんですけど、空き家と広い耕作放棄地を譲り受けまして、なにかをやってみたらということで、それがきっかけになりました。
それが2016年ですね。自宅は茨木市(大阪府)なんで、1時間半ぐらいかけてはぼ毎日通っています。難波あたりに行くよりもむしろ近いですね。
― 意外なご縁ですね。もともと農業に興味があったんですか?
興味はあったんですけど、経験はありませんでした。
農業自体は、やり始めたら地域の方がいろいろと教えてくれて、それが仲良くなるきっかけになりました。みなさん優しいですし、知らない土地ですけどとけこむ苦労はそれほどありませんでした。
― 地域の方のサポートは心強いですね!
ただ、実際にやり始めると大変でしたね。
1年目は作ることはできて、ネットで売ることもできたんですけど、2年目になるとシカとイノシシに全部食べられてしまって、えらい目にあいました(笑)。
畑はほったらかしにしてるとすぐに草がぼうぼうに生えて、都会でいうゴミ屋敷みたいになってしまうんです。特に夏の間は草を刈るあいだに野菜を作ってるみたいな感じで、本当に大変でした。
― 京都市動物園の動物の糞でできた肥料を使っているとお聞きしました。
京都市動物園がゾウやゴリラの糞を肥料にして提供してるんですよ。それを使っています。
他にも日吉町の養豚場や美山のウシなどの糞をまぜて肥料として使っていて、気持ち的には一から京都でやっているという感じですね。
飼っている羊もね、下におがくずをひいていて、そこにうんこ・おしっこをしたら、そのおがくずが分解されて肥料になるんですよ。最近それを知りまして、それも使ってます。
楽しそうに現在までのいきさつを教えてくれる波多野さん。
― 獣害への対策はなにかされてますか?
一応柵があって、電柵もあるんですけど、本当に飛び越えてきたりするんです。
昔の人はどうやって畑を守ってきたのかなと思って聞いてみたら、寝ずの番だったらしいんですよ。
それで「畑キャン」を考えたんです。都会の人には「柵したらええやん」とか言われるんですけど、本当に2メートルぐらいぽんと飛んでくるので、だから伝えるのが難しいですね。
― いろんなアイデアをお持ちですけど、お仕事に芸人時代の経験がいかされることはありますか?
芸人時代にお世話になった先輩や仲間は協力してくれるので助かってますね。
サバンナの八木さんがここでキャンプしてくれたり、「LOCAPOTE」のwebサイトでコラムを書いてくださっています。
土肥ポン太さんと一緒に野菜を作ったりもしています。
■コロナ禍をどうやって乗り切るか、試行錯誤している状況
― コロナ禍の影響はありますか?
お店が休業や廃業して卸し先がなくなったり、学校給食に使われるはずだった野菜や牛乳をどうしようかとなっています。
今はまだ廃棄するところまではいってないですけど、なるべく廃棄はしたくないですし、このコロナ禍をどうやって乗り切るか、試行錯誤している状況です。
感染に関しては、このあたりの方はあまりピンときてない方も多いんですけど、お年寄りも多いので気をつけないといけないとは思っています。
キャンプのお客さまも少なくなっていますし、やっぱり地域に人がたくさん遊びにきてほしいんですけど、積極的にアピールすることもこのコロナ禍ではなかなか難しいですね。
― もともとこの地域に人を呼び込もうという取り組みをされてるんですね。
そうですね、イベントを開催したり、YouTubeを発信したり、ミュージックビデオの撮影に使ってもらったり、いろいろと取り組んでます。
このあたりはドローン特区なので、大人と子どもでドローンをみんなで作って飛ばそうというイベントなども企画しました。自然環境がいいですし、とても素敵な画像が撮れるんですよ。
■豊かなアイデアから生まれた、京野菜のブーケ
見て・食べて元気になれる鮮やかな緑黄色の京野菜のブーケ
― 今回の商品について教えてください。
「京野菜のブーケ」は、旬の京野菜を中心にブーケにしていまして、贈答用に非常に喜ばれています。
今の時期ですと、白菜・大根・人参や、根菜などが多く入っています。
もともと「花って綺麗だけど枯れるし、もったいない」という発想がありまして、結婚式なんかでお花をもらうことがあるんですけど、「あれが野菜だったらよかったのに」という発想から、野菜をブーケにするというアイデアが生まれました。
お米は、一昨年の大嘗祭に献上された南丹市の「キヌヒカリ」という品種で、僕が作ったものです。
― 「京野菜のブーケ」は誰にでも喜ばれそうですね。
このコロナ禍でこちらにくる予定がつぶれたりした方が、このブーケの野菜を見てこちらのことを少しでも思い出してくれたらいいなと思います。
そしてコロナが終息したら、また遊びにきてほしいですね。
■1回来たら良さがわかっていただける場所、美山
日本の原風景が広がる美山かやぶきの里
― 美山の魅力はどういったところになりますか。
観光としては「美山かやぶきの里」がありますし、夜は星がきれいですし、焚き火が遠慮なくできるのでキャンプに最適だと思います。
水もきれいで、夏になれば蛍も出ます。土や水にさわっていると、心がいやされますね。
だから個人的には、めちゃくちゃ楽しいところですよというのではなくて、なにもないけど地域全体が素晴らしいですよというような、野球の打順でいえば4番ではなくて6番や7番ぐらいを目指していくような売り方がいいのかなと思っています。
1回来たら良さがわかっていただける場所だと思いますし、地方創生とよくいわれますけど、地方がもつ課題を都会の企業が解決するのではなく、この地域にいる自分たちで協力して魅力を作って発信していく努力をしないといけないと思います。
住民からすれば、開発が進んで便利なるほうがいいと思うこともあるんですけど、そこがなかなか答えがなくてバランスをとるのが難しいところですね。
今後の展望としては、この地域のよさをいかしながら、地域の人に喜んでもらえるような取り組みをどんどんしていけたらと思っています。
― 今日はありがとうございました。
Information
この商品について
地図
ロカポテ
〒601-0773 京都府南丹市美山町三埜ユウケ27
[TEL] 090-9719-1429
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