私たちがつくっています!
森田製茶
京都府木津川市
茶農家が作るお茶スイーツ 神ちょこ
3月6日(土)・7日(日)の2日間限定
ご来場の上、アンケートにお答えいただくと抹茶味or 京番茶味をプレゼント!
石臼挽き濃厚茶葉を使用した、茶農家の4代目こだわりのチョコレート。お茶本来の香りと味が楽しめる“本当の”抹茶スイーツをご賞味ください。
<内容>
1袋 9粒
※ご来場プレゼントは1組様につき1点のお渡しになります。なくなり次第終了となります。
私たちが皆さんの現在を
インタビューしてきました
いま
京都トヨペット 営業本部
加藤 義和、竹岡 三恵
Interview
生産者インタビュー
木津川市の茶畑でお話を伺った森田さん
■チョコレートを作ってみたときに、僕のイメージする抹茶に近いものがあった
― 「森田製茶」について教えてください。
わかってるだけで僕が4代目になります。
もしかしたらそれ以前からやってたかもしれないんですけど、いろんな人に聞いてるんですけど誰も知らんという(笑)。
茶畑の広さはすべて合わせると6ヘクタールくらいありまして、品種でわけると30ヶ所ぐらい、畑でわけると20ヶ所ぐらいになります。
茶農家としてお茶を栽培・卸しているのと、抹茶を使ったスイーツを作っています。
― スイーツを作るようになったきっかけは何でしょうか?
抹茶を作っているので友だちにあげることもあるんですけど、だいたいみんな「これどうやって飲むの?」って(笑)
みんな飲み方を知らないんですけど、興味は持ってはるんですね。
そこで気楽に抹茶本来の味を味わってもらえないかということで、いろんな商品を作ってみたんですけど、チョコレートを作ってみたときに、僕のイメージする抹茶に近いものがあったんです。
― 手軽な抹茶というと、やっぱりお菓子の抹茶味が思い浮かびますね。
量産され販売されている抹茶の商品、僕はあの味が大嫌いなんですけど(笑)あれとは全く違うものができました。
茶離れが進んで抹茶の単価が下がってきていたということもあって、違う方向でなにかをやろうということもありました。
「 神ちょこ」はリピーターも多くて、今年で10年目になります。ここまで続けてこれたのはリピーターさんがいてくれたからだと思っています。
■神童子(じんどうじ)で作られている「神(かみ)ちょこ」
神ちょこ(左:京番茶味、右:抹茶味)
印象的な名前だと思うのですが「神ちょこ」のネーミングの由来を教えてください。
ここは地名が「神童子(じんどうじ)」といいまして、そこから「神」の字をつけました。
だから地元の人は“じんちょこ”と呼ぶんですけど、やっぱり“かみちょこ”のほうが響きがいいので、読みは“かみちょこ”です。
ちゃんと苦味もあるんですけど後味がすっきりとしていて「僕チョコレート嫌いやねん」ていう人でも、食べたら「意外といけるなあ」と言ってくれています。
■「美味しい」という声を聞くと喜びもありますし、手間はかかるけど丁寧に作りたい
― 森田製茶のこだわりを教えてください。
やっぱり基本はいいお茶を作ることですね。
お茶作りってなんぼでも手を抜けるんですけど、抜いたらそれだけ味に影響してくるんです。
作り手としては、みんなに飲んでもらって、「美味しい」という声を聞くと喜びもありますし、やっぱり手間はかかるけど丁寧に作りたいですね。
― 手間がかかっているからこそ、美味しいお茶ができるんですね。
抹茶は粉砕機にかけると量がたくさんできるんですけど、粉砕機だと熱などで味や風味が飛んだりするので、昔ながらの石臼を使っています。
石臼だと1時間に30グラムしかできないんですね。手間がかかってしんどいんですけど、そこにはこだわっています。
石臼にも機嫌があるのか、普段なら30グラムできるところが20グラムしかできないときもあったり、日によっても天候によっても変わるんです。
お茶には湿気が一番よくないので、できるだけ晴れた日に作業をするのもこだわりです。
天候が悪い日が続くと大変ですね。
― 繊細な作業が多いと思いますが、お茶づくりの難しさはどのような点でしょうか?
近年は特に天候がぐちゃぐちゃで、昔ならこの時期はこんな天候というのがだいたいわかっていたのが、ここ数年は本当によくわからない感じになってきました。畑に出て天候を見て、まだこの作業早いかなとか、そういった見極めが難しいです。
僕ももう茶農家を20年以上やってるのでだいたいのことはわかるんですけど、まだまだ勉強中ですね。やはり自然が相手なので、なかなか答えは出ないです。
― 本当に近年は異常気象が多いですよね。お茶づくりのお仕事は年中ずっと続くんですか?
一応ね、12月、1月というのが茶農家の夏休みなんです。
月に入ると肥料やりが始まって、2月、3月ぐらいは仕事がぼちぼちあるんですけど、4月から7月ぐらいはものすごく忙しくなりますね。
8月になってくると仕事はあるんですけどまたぼちぼちやって、10月、11月はまた忙しくなります。
忙しい時期になると、休みは雨の日ぐらいですね。
やっぱりお茶は生きてますから、適期というのがあってね、これが一番大事なんです。
品種によって10日間ぐらいのものもあるし、2日間ぐらいのものもあるし、今からというときにそれに合わさないといけないので大変ですね。
― お茶づくりをされていて、魅力ややりがいを感じるときはどういうときですか?
やっぱりできあがったお茶を見た時にやっててよかったと思いますし、やりがいを感じますね。
もちろん飲んだ時に美味しくて、飲んでもらって「美味しい」と言ってもらえたら作り手としては一番嬉しいですよね。
お茶には霜がよくないので、次の日が寒くなるというときはあまり寝ないで、霜よけの扇風機がちゃんと回っているか見てまわるんです。
河川敷では扇風機を設置できないので、そういうところではネットで覆って、太陽が出たら片づけるということを繰り返すんです。
― 広大な畑を寝ずに見てまわるのはかなり大変ではないですか?
それをずっとやって、もし疲れて1日寝てしまって、それで寒さを受けたらもうパーですからね、もうかなり神経を集中してやらないと駄目なんです。そういう苦労があるので、余計にできたときのやりがいはもうたまらないものがありますね。
■卸先であるお茶屋さんの売上が下がり、値段も下がっています
― このコロナ禍で影響は受けていますか?
かなり受けてます。
うちは抹茶の原料である碾茶をお茶屋さんに売るんですけど、卸先であるお茶屋さんの売上が下がり、値段も下がっています。
抹茶もしていますが、お茶の先生もお茶会なんかができなくて、抹茶の販売はやっぱりストップしてしまいました。
「神ちょこ」のようなこういう加工品は意外とまだましだったんですけど、それでもやっぱり影響は多少あります。
売り上げも落ちてますし、どちらかというと抹茶よりも碾茶のほうがかなり値段が下がりましたね。
― 「神ちょこ」以外の加工商品はどんなものがあるんでしょうか?
「和神茶」という紅茶を作っていて、今年で6年目になります。女性に喜ばれていて、最近よく出るようになりました。
山城町では紅茶を作ってるのは僕だけですね。スイーツやチョコレートを作っているのも山城町では僕だけです。
■新しいものを作り出すのは面白みもありますし、美味しいものができた時は楽しいです
― お茶だけでなく色々な商品があるんですね。スイーツのような新しいことは、もともとやりたいと思われていたんですか?
そうですね。
かなり昔からその思いはあって、「神ちょこ」もできる前から「神ちょこ」という名称が頭にはありました。
今までいろんな挑戦をして、例えばドレッシングとかやってきました。
やはりうちはお茶農家なので、いくら美味しくてもお茶の味がしないものはやりたくなかったので、そういうものはみんなやめて、いま商品として出しているのは僕なりに自信をもっているものだけです。
先ほども言いましたけど、量産された抹茶チョコの味になるのであれば出してないですね。
使っているお茶も混じり気のない本物で、それは茶農家だからこそできるということもあると思います。
― お茶農家だからこそ、という点を大切にされているんですね。いま他に考えているものはありますか?
「和神茶」のチョコレートも作ろうと思っているんですが、やってみてちょっと納得がいかなかったので試行錯誤中です。
新しいものを作り出すのは面白みもありますし、美味しいものができた時は楽しいですね。
あとはティラミスも近所のケーキ屋さんと提携して一緒にやってます。
それは日本経済新聞の「お取り寄せティラミス」というランキングがあって、それに入選しました。
■やってもやっても答えがないですし、もうずっと追求し続けていくような感じですね。
京都府の最南端にある自然豊かな木津川市
― 木津川市の魅力やおすすめスポットを教えてください。
近くに「山城町森林公園」というキャンプ場があるんです。そこは結構人気ですよ。
あとはクワガタがたくさんいます(笑)カニなんかもたくさんいますし、やはり環境がいいのが魅力ですね。
― 環境がいいことも美味しいお茶作りに大切ですね。今後の展望や目標などあれば教えていただけますか?
僕が父親から継いだ時は農地面積は3丁だったんですけど、それから6丁と倍ぐらいに増えてるんです。
当初は増やそうとばかり思ってたんですね。それが最近になって、ちょっと増やしすぎて手がまわらないことがたまに出てきたりして、これはあんまりよくないというので、ちょっと去年ぐらいから減らしているんです。
それよりももっと美味しい茶をできないかと、そういうことを追求していきたいですね。
― お茶の質を深堀していくと。
お茶にはいろんな品種があって、昔はいい品種だけにすればいいという頭があったんですけど、すべてのお茶に個性のようなものがいろいろありますので、それをいかしていきたいなという思いもあります。
スイーツや神ちょこに関しても一緒で、いろんな品種の味も試してやってみたいですね。
「和神茶」のチョコも、やっぱり納得いくものを作りたいです。
― より高みを目指す目標をたくさんお持ちなんですね。素晴らしいです。
僕は4代目ですけど、今でも祖父が植えた茶畑もありますし、もう100年ぐらい生きてる茶もあります。代々、受けついできたものもあるし、僕だけがやってきた茶じゃないと、そんな気持ちでやっています。
祖父のときは本当に少しだけだった茶畑が、父の代になって煎茶から碾茶に変えたり、茶畑を広げたりしたんです。
そうやってそれぞれが工夫しながら今につながってきて、お茶って本当に深いとなと思います。
自然が相手ですし、やってもやっても答えがないですし、もうずっと追求し続けていくような感じですね。
― 今日はありがとうございました。
Information
この商品について
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森田製茶
〒619-0203 京都府木津川市山城町神童子不晴谷117
[TEL] 0774-86-2011
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