1865年創業、伝統を今に伝える京和菓子の老舗「七條甘春堂」さんで開催された、「京菓子作り教室」の模様をお伝えいたします。

京菓子は、色も形も繊細そのもの。作り方を説明していただく先生の手のひらから、美しい和菓子が形づくられていきます。簡単そうに見えて、作り出すと思うようにはいきません。皆さん、何度も試行錯誤しながら、和気あいあいと会場は盛り上がっていきます。

まず、初めの一品は、こし餡にﾋﾟﾝｸ色の餡をかぶせて丸く包み、ﾍﾗで飾り模様を入れて菊の花びらのように描きます。真ん中に黄色い餡の彩りを添えれば出来上がり。ﾍﾗの使い方がﾎﾟｲﾝﾄのようで、皆さんそれぞれ、個性が表れています。

次は、黄緑、黄色、ｵﾚﾝｼﾞの3色餡の和菓子。手のひらに餡を重ねながら丸く形を整えます。布巾を被せて少し捻ると餡に自然な模様が描かれ、その上には栗の餡が乗って完成です。秋の山をｲﾒｰｼﾞしたような、優しい色合いです。

最後は、きんとん。黄色とｵﾚﾝｼﾞの餡を平たく手のひらで延べ、竹の目の粗いｺｼ器で擦り裏ごし。そぼろになった色鮮やかな餡を丸いつぶ餡にからめていきます。きんとんは、まさに秋の彩りですね。
作品が出来上がった方から、自分でお抹茶を淹れ、作った和菓子をいただきます。美味しいと笑顔が溢れる京菓子づくりでした。

Foretでは、これからも皆様に楽しんでいただける多彩なｲﾍﾞﾝﾄを企画して参ります。皆様のご参加をお待ちしていますので、どうぞご応募ください。