イベントレポート - Foret

京都のおいしいもん お味見ツアー レポート

和紙の紙すき 体験教室 レポート

今回は、独得な風合いが魅力的な「和紙」の手作り体験を楽しみました。日本古来より伝わる、紙漉きの製法で和紙を自分で作り、絵を描いてオリジナルの作品に仕上げます。そのイベントレポートです。
会場は、お懐紙や経本和紙など、和紙の製品づくりで有名な「和詩倶楽部」さん。
まず、講師の先生から作り方をレクチャーしていただきました。
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和紙の原料は「楮」(こうぞ)というクワ科の木で、繊維が太くて強いので、障子紙や表具用紙、美術紙など、幅広い用途に原料として使われています。この楮の繊維を溶かした材料を、A4サイズの大きさの漉く道具・簀桁(すけた)を使って漉いていきます。簀桁に楮の繊維の溶液を入れて、手で前後に振りながら繊維を残します。
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漉いた紙を剥がして、水分を取ると和紙が出来上がります。和紙のアーティストでもある先生は、手際よく紙を漉き、あっという間に簀桁から1枚の和紙を剥がして取り出します。厚すぎず薄すぎず、しなやかで風合い豊かな見本ができました。紙の厚さや繊維の風合いは、その時の材料の量や漉く時の加減で微妙に変わり、1枚として同じものが出来ないのが魅力です。あとは紙を漉き、十分に水気を取ったら、次はその和紙に思い思いに絵を描く作業。赤、青、黄色などの色水を筆に含ませて描きます。
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色の組み合わせや濃淡、抽象的な柄や模様など、気分で描けるのが楽しいですね。和気あいあいと、皆さんお互いの絵について話が弾みます。クリスマス時期なのでツリーを描いたり、動物や花の絵など、個性豊かな絵に仕上がっていきます。まだ生乾きの状態なので、水分を取り除き、発熱板に張り付けて乾燥させます。数分後、世界にたった一つの自分だけの作品が出来上がり。お一人様3枚の作品が見事に完成しました。Foretでは、これからも楽しい企画をご用意していきます。皆様お気軽にご応募くださいね。

フクロウ

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