イベントレポート - Foret

おたべ 手づくり体験道場 レポート
Foret大夜桜鑑賞会3 レポート

山科・醍醐 遅咲きの梅と早咲きの桜を訪ねて レポート

3月27日、まさに春!という暖かい陽気の中、らくたびさんのご案内で梅と桜を一度に見るという贅沢なお花見ツアーに出かけてきました。

まずは小野小町ゆかりの隨心院へ。隨心院のあったあたりは小町の出身である小野氏の本拠地だったこともあり、彼女をしのぶ史跡が点在しています。
写真
▲“百夜通い”の深草少将が通ってきた日数をカヤの実で数えていた小町。彼の死後、菩提を弔うためにその実をまいたものが大木となって今も残っていると伝えられています。
写真
▲隨心院の境内にも、歌の名手・小野小町にちなみ、多くの歌碑が並んでいます。
写真
▲多くの殿方から寄せられた恋文を埋めた「文塚」や小町が使ったといわれる「化粧の井戸」。

そして、この季節の隨心院の見どころといえば「梅園」。3月末のこの日でも、まだまだ綺麗に咲いていました。
写真
写真
写真
▲いろいろな種類の梅が咲いている「小野梅園」。鮮やかなピンク色の紅梅だけでなく、まるで桜のような薄い色の梅も。

梅を堪能したあとは、旧奈良街道を通って醍醐寺へ。醍醐寺は、あの豊臣秀吉が大規模な花見を行ったことで「花の醍醐」とも言われるほど桜が有名。山上の上醍醐と山裾の下醍醐の約200万坪もある大規模な寺院で、世界文化遺産にも指定されています。
写真
▲なんと中央に豊臣家、その左右に天皇家の紋を配した国宝「唐門」。豊臣家の紋は、天皇の勅使が来た際に開門されれば見えなくなる仕掛けとはいえ、大胆不敵!

醍醐寺でのハイライトは、なんといっても桜!今回は、春と秋だけに公開される「霊宝館」の見学と霊宝館の敷地内にある巨大な枝垂れ桜を観にいきました。
写真
951年の創建以来、醍醐寺が守り伝えてきた寺宝が収められた「霊宝館」。寺宝の数はなんと10万点以上あり、その内69,419点が国宝、6,522点が重要文化財に指定されているのだから驚きです。
写真
霊宝館の中庭には、枝垂れ桜の巨木が。この日はまだ5分咲きといったところでしたが、雲一つない空に映えるその優美な姿は見事としか言いようがありません。ついつい時を忘れて見入ってしまいました。

梅と桜の花見という欲張りツアーは、晴天に恵まれ、本当に気持ちのいいものでした!これからも魅力いっぱいのイベントをご案内していきますので、どうぞお楽しみに!

フクロウ

過去の記事
最上部に戻る▲
トップページに戻る▲
(C) KYOTO TOYOPET