梅雨明け前、暑い日差しの中にも時より涼しい風が感じられる7月14日、らくたびさんご案内のもと祇園祭で賑わう鉾町を巡りました。
まずはらくたびさんの本社でもあるらくたび京町屋にて、祇園祭特別講座からスタート!祇園祭の概要や歴史、前祭、後祭にはどんな意味があるのか。昔の写真を用いたスライドショーで、これからのツアーがますます楽しみになるような講義をしていただきました。
▲らくたび京町屋
講義の後は祇園祭限定のお茶菓子をいただき、町屋見学へ。実はこのらくたび京町屋、国指定の登録有形文化財なんです!近代的な京町屋建築の特徴を見ることができる築80年の町屋です。楕円の窓から月がきれいにみえる月見部屋や前栽と呼ばれる主となるお庭、茶室など見学しました。
▲鶴屋吉信さんの祇園祭限定お菓子「こんちきちん」
▲左側は月見部屋。写真右は前栽と呼ばれるお庭。秋にはもみじがきれいな紅葉に。
そしていよいよ待ちに待った山伏山の特別拝観です。お座敷で由緒などをうかがった後、特別にご神体の浄蔵貴所さんのお参りをした後に茅の輪くぐりへ。今年一年前半の無事を感謝し、後半の無事を願って厄除けをしました。
▲見上げながらお参りができるように、二階にご神体が祀られています。
▲ご神体の浄蔵貴所さん。特別に間近でお参りをしてきました。
▲写真左、茅の輪のお守りをいただきました。貝殻がついていてかわいらしい!写真右、茅の輪くぐり。
▲今年201年ぶりに新調された前水引の「桐竹霊獣図刺繍」
特別拝観のあとはイヤホンガイドで鉾の歴史を聞きながら、菊水鉾、鶏鉾など5つの鉾を見られるスポット、四条室町周辺へ。
▲一度は焼失した菊水鉾。復活後「昭和の鉾」として威厳を放っています。
▲鶏鉾。上には鶏の象徴があります。
鶏鉾の、由来は中国の史話にあります。昔、中国の統治者が政治に不満があるならこの太鼓をたたけと町の至る所に太鼓を置きました。しかしだれも太鼓をたたくことなくついにはその太鼓に鶏が宿ったといいます。その心を写し鶏鉾と名付けられたのだそう。
▲珍しい形をした船鉾。船鉾には金色の鷁(ゲキ)が飾られています。
平日にも関わらず熱気があふれている町の中を、時間の許す限り山鉾巡りをしました。祇園祭の理解を深めることができ、夏の京都を感じるツアーとなりました。次回のツアーも楽しみです!