イベントレポート - Foret

十人十色!綿ニットで作るカラフル布ぞうり体験教室イベントレポート

型染和紙を使った「茶缶作り」体験教室レポート

「型染和紙」は、柄や模様を刷り込むために「型染め」という技法を用いて色鮮やかに染め上げる伝統工芸のひとつです。
江戸時代から受け継がれる型染技法は、印刷とは異なり染料が和紙の内部まで浸透するため、折れ曲がったり、シワになっても美しい柄を維持することができます。
今回Foretでは、型染和紙を使った「茶缶作り体験教室」を、九条にある寺院「長福寺」内のイベントスペース「RAKUBAKO」にて開催しました。
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体験教室で使用したのは、『京染和紙 浅井長楽園』さんの型染和紙です。
京都百万遍に工房を構え、福井県小浜の手漉き和紙を使った型染和紙を製作されています。
江戸から大正時代にデザインされた京都友禅の型紙を使用した沢山の柄色からお好きな和紙をお選びいただき、オリジナルの茶缶を2個製作しました。
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講師には、京都市内で『京の「和紙×革くらふと」工房 Kotobuki-Dou(コトブキドウ)』を運営されている、和紙アーティストの寿太郎先生をお招きし、和紙の美しさを最大限に引き出していただきました。
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まずはじめに、円形にカットした型染和紙の裏面にハケでボンドをまんべんなく塗り、スチール缶の蓋の上面に貼ります。
はみ出した部分は、缶をクルクルと回しながら側面にしっかりと貼り付けて、上面を手のひらでポンポン叩くように押し付けて空気を抜きます。

続いて、短冊型にカットした型染和紙の裏面に同じようにハケでボンドを塗り、スチール缶の本体の側面に巻きつけるようにして貼っていきます。
この時、型染和紙と缶の間に空気が入らないよう、紙を引っ張って伸ばしながら巻いていくことがポイント。
最後に両手のひらで転がすようにしながら、しっかりと貼り合わせます。
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スチール缶に型染和紙を貼り終えたら、蓋と本体の“継ぎ目”の部分に裁縫道具の「目打ち」を使って切れ目を入れていきます。
仕上げにカッターナイフで断面をキレイに整えたら完成です。
同じ工程をもう一回繰り返し、オリジナルの茶缶が合計2個出来上がりました。
さらに、紙茶筒のお菓子入れもお土産にプレゼント!こちらも和紙を切って、貼ってアレンジを楽しんでいただきました。
ご自宅でおくつろぎの際は、ぜひ型染和紙の茶缶とお菓子入れのセットで素敵なティータイムを過ごしてくださいね。
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Foretでは、今後も楽しいイベントをたくさんご案内していきます。どうぞご期待ください!


フーフー

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