イベントレポート - Foret

ポーセラーツ体験教室 レポート

ガラス工芸 フットライト作り レポート

京都を代表する観光スポットとして根強い人気を誇る「清水坂」。清水寺へと向かう坂の途中に、美しいヴェネチアガラスを用いたガラスアクセサリーやガラス雑貨でお馴染みの「清水坂ガラス館」さん。今回Foretでは、お店の2Fにある手作り工房にお邪魔して、ガラス工芸「フットライト」作りを体験しました。
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ガラス工芸の行程は、ガラスの板にガラスパーツを並べるところからはじまり、最後は800℃の高熱で約9時間焼き上げて完成です。まずはじめはベースとなるガラスの色を選びます。カワイイ感じのものからエレガントな感じのものまで、サンプルを参考にしながらお好みの色を選んでいただくのですが、どの色も全部綺麗で「あっちかな?こっちかな?」と、なかなかひとつに決めることができません・・・。
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続いて、ガラスの形状を選びます。ベーシックな四角いタイプと波型のデザイン的なタイプの2種類が用意されていました。これまた迷ってしまいますね・・・。
ようやくベースとなるガラスが決まったところで、次はデザインの要となる小さなガラスパーツ選びです。「ミルフィオリ」(イタリア語で千の花を意味する言葉)と呼ばれるパーツは、金太郎飴のように模様が入ったガラス棒を細かく切って作られたものです。色々なサイズがあるので、お好みに応じて選ぶことができます。ミルフィオリの花の模様は、高熱で焼いた時に溶けて形が変わってしまうので、しっかり模様を出したい場合はパーツの間隔を適切にあけておく必要があります。
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「粉ガラス」と呼ばれるパーツには、焼いて溶けると点状に変わる「粒タイプ」のものと、色がもやーっと広がる「粉タイプ」の2種類があります。粉ガラスの種類を上手く使い分けることで、より繊細で芸術的な表現が可能になります。ちなみにピンクと黄色の粉ガラスは他の色と混ぜると黒くなってしまうそうなので、注意が必要です。
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ガラスパーツが決まったら、先ほど選んだガラスの板の上にピンセットを使ってそ〜っと並べて行きます。みなさんキャンバスに絵を描くように、自由な発想で色を落とし込んでいきます。中には理想の絵柄があるようで、スマホに保存した画像を参考にしながら、左手にスマホ、右手にピンセットを持ちながら作品づくりに没頭されている方もいらっしゃいました。

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思い通りの絵柄に並べ終えたら、先端が「注射の針」のように加工された接着剤を使って、パーツを一つひとつ板の上に固定していきます。動かないようにしっかり留めることがポイント。全てくっつけ終えたら最後に作品を写真に収めて完成です。このあと焼きの行程に入るのですが、約2週間後ご自宅にお届けされます。ガラス工芸ならではの繊細でやさしい明かりを放つ「フットライト」。お部屋の隅のささやかなインテリアにいかがですか?
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フクロウ

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