イベントレポート - Foret

モザイクタイルでつくるルームプレート体験教室 レポート

真如堂「うなづきの阿弥陀」と吉田山周辺散策 レポート

秋も深まる11月15日(火)、京都の様々な逸話ひしめく東山エリアを散策するツアーを開催しました。熊野神社前に集合し、ツアースタート!江戸時代に仮の御所としても使われた聖護院門跡や、「五大力さん」とも呼ばれる聖護院の塔頭、積善院など、町中の歴史スポットを巡りながら、真如堂を目指します。途中訪れた「須賀神社」は、ご祭神が夫婦の神様なので、縁結び・家内安全にご利益があるそう。
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この神社で一番有名なのは、毎年節分祭に登場する「懸想文(けそうぶみ)売り」!懸想文とは、今でいうラブレターのことで、この懸想文、「人に知られないように鏡台やタンスの引き出しの中に入れておくと、着物が増え、容姿が美しくなり、良縁にも恵まれる」というご利益があるんだそうです。

さて、その後に訪れた金戒光明寺は、「くろ谷さん」の名で親しまれる紅葉の名所。新選組発生の地でもあるとか。
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そろそろ紅葉も見頃、というタイミングだったので、あちらこちらに色付いた紅葉を見ることが出来ました。

そして、いよいよメインの真如堂。本堂へ続く道中で何とも珍しい姿の仏像を発見!
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気の遠くなる程長い時間を修行したため、気が付けば髪が伸び放題となり、このように大きなアフロヘアーになってしまったんだそうです!アフロヘアーになるまで民の為を考えた有り難い仏像ですね。

真如堂本堂に到着すると、目の前は絶景の紅葉が広がります。今年の紅葉は少し時期が早く、今回のツアーでは、まさに見頃の紅葉を見ることが出来ました。
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真如堂は、正式には鈴聲山真正極楽寺といい、比叡山延暦寺を本山とする天台宗の寺院です。

この日は、年に一度だけ公開されるご本尊「うなずきの阿弥陀」の特別拝観なのです!この阿弥陀様は「女性を救う阿弥陀様」と言われています。完成間際に大師が「修行僧のための本尊になってください」と眉間に白毫を入れようとすると、首を振って拒まれました。「それでは都に下って、全ての人々、特に女の人をお救いください」と言うと、うなずかれたそうです。お写真をお見せできないのが残念です!

堂内には、「善(縁)の綱」とよばれる白い布がつたっており、これが阿弥陀様の右手に結ばれています。綱を持つことは、仏様の御手に触れるのと同じ意味を持ち、お慈悲をいただけるのだとか。私たちもしっかり触れさせていただきました!
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お天気にも恵まれて、絶好の散策日和の中、見頃を迎えた紅葉を楽しむことができました。秋の京都は、やっぱり別格ですね!
次回のらくたびツアーにも是非ご期待ください!

フクロウ

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