「未来への贈りもの」——
京都トヨペットが福島県立ふたば未来学園へ10年間続けた図書寄贈の歩み
■ 東日本大震災から始まった「想いの支援」
2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震が発生。
マグニチュード9.0、最大震度7という未曾有の災害は、津波や原発事故により甚大な被害をもたらしました。 京都トヨペットでは、「自分たちにできる支援をしたい」という想いから、被災地の子どもたちを応援する取り組みを始めました。
■ 「未来を担う子どもたちへ」図書寄贈プロジェクト
2016年、京都トヨペット創業60周年を機に、「未来を担う子どもたちを応援する」活動として、福島県立ふたば未来学園への図書寄贈をスタートしました。
震災によって5つの高校が閉校となった双葉郡。その地に2015年、「ふたば未来学園高等学校」が開校しましたが、当時は図書館が整備されておらず、学習資料が不足していました。
そこで私たちは、10年間にわたり毎年図書を寄贈することを決定。2016年から2025年までの10年間で、合計 2,366冊の図書と備品をお届けしました。

■ 10年間の感謝と未来へのエール
2025年4月22日、最後の寄贈式を開催。会長・澤井が直接ふたば未来学園を訪問し、「京都トヨペット書架ブース」へ新たな図書を納めました。
現役の中高生の図書委員の皆さんから感謝状と温かい言葉をいただき、10年間の歩みを振り返る感慨深い時間となりました。活動開始当時の生徒はすでに社会人に、そして今の生徒たちは当時3〜8歳。時の流れと共に、支援の輪が確かに受け継がれていることを感じます。

■ 創立10周年を迎えたふたば未来学園へ
2025年10月4日、福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校は創立10周年を迎えました。文部科学省、復興庁、福島県知事をはじめ、多くの来賓が出席。これまでの歩みを振り返る、温かく厳粛な式典となりました。京都トヨペットも、10年間の図書寄贈活動の功績が認められ、会長・澤井が感謝状を拝受。地域と学校、そして私たちの想いが一つにつながった瞬間でした。

■ これからも、未来を創る子どもたちとともに
ふたば未来学園の校訓「変革者たれ」のもと、これからも多くの生徒が地域の未来を切り拓いていくことでしょう。京都トヨペットは、これからも教育支援を通じて若者の挑戦と成長を応援し、「未来をともに創る企業」として歩み続けます。
