私たちがつくっています!
クボタ水産
兵庫県南あわじ市
漁師から直買の新鮮魚介
3代目一押し鮮魚セット
クボタ水産3代目厳選、淡路島産の美味い魚たち!
街のスーパーには売っていないような珍しい魚や、鮮度抜群の鮮魚を産地直送でお届けします。
<内容>
焼き穴子/カサゴ 煮付け用/ウマヅラハギ 焼き・煮付け用/鯛 焼き用/蛸ボイル/釜揚げしらす/ナマコ酢/太刀魚の南蛮漬け/グレの干物/刺身三種盛り
(上記の中から8種をお届けします)
※漁の状況により内容を変更させて頂く可能性があります。
※写真はイメージです。季節によって種類が変わります。
私たちが皆さんの現在を
インタビューしてきました
いま
京都トヨペット 営業本部
加藤 義和、竹岡 三恵
Interview
生産者インタビュー
南あわじにてお話を伺ったクボタ水産3代目の窪田さん
■今は地元でうまいものを食べてもらおうと
― 「クボタ水産」について教えてください。
漁師さんから直接魚を買いつけて、主に中央市場におろしています。祖父が創業してから60〜70年ぐらいで、僕で3代目になります。
― 直接買いつけだと色々な種類の魚が手に入りそうです。
関西・大阪をメインに徳島や高知、名古屋にも行っていますが、このコロナ禍で状況が悪くなり、飲食店が閉まるので、うちが扱うような高めの魚が売りにくくなっています。 スーパーはまだ元気があるから売れてますけど、スーパーで売るような魚は単価が低い魚なんです。
今は高い魚が暴落しているので、それなら地元でうまいものを食べてもらおうと、なかなか食べられないような魚を地元で売っています。
このコロナ禍の状況なので、市場からも「魚をちょうだい」という要望が減っています。市場がそんな状況なので「もうちょい元気出せや」と思うんですけど(笑)。
― 中央市場の元気がないとやっぱり違いますか?
中央市場ってその都道府県で一番大きいところですからね。そこに商品が集中して集まるので、そこが売らなかったらどうすんねんという話なんです。
うちとしてはできることをやるだけですけど、このコロナ禍ももう1年になりますからね。
なんとか商売はさせてもらってますけど、売り上げは下がり気味です。
■美味しい魚を知ってもらいたいなという思い
― コロナ禍で大変だと思いますが、なにか対策をとられてますか?
「3代目セット」というのを考えて、売っています。
淡路島産の農産物や海産物、加工品の直売をする「福良マルシェ」(兵庫県南あわじ市)で、淡路産の魚と野菜をいろいろ詰め合わせた「うちくるセット」というのを商品にして、これが新聞にも取り上げられて結構売れたんです。
そこでクボタ水産単独でも「3代目セット」という魚介類のセットを出して、これも新聞に取り上げてもらって、という感じですね。
― 「3代目セット」はどのように売っているんですか?
「3代目セット」はお客さん一人一人に対応したいので、ネットでポチッとやってもらうんじゃなくて、やりとりしてから販売するという方法にしています。
やっぱり美味しい魚を知ってもらいたいなという思いがあって、そこは丁寧に対応させていただいてます。
― コミュニケーションを通して買うと、購入者もより思いを直接感じられると思います。名称が面白いですよね。
名称については、ふつうに「鮮魚セット」だとインパクトがないなと思いまして、「3代目」とつくと、なんとなく美味しそうなイメージがありますし、うちの顔も出してもらえると興味を持ってもらえるんじゃないかと考えました。
顔が見えるのが大事かなと思いますね。
たくさんの魚介が楽しめる「3代目セット」
― 今回の「3代目セット」はどのような内容になりますか?
漁の状況によりますが、焼き穴子、カサゴの煮付け用、ウマヅラハギの焼き・煮付け用、鯛の焼き用、蛸ボイル、釜揚げしらす、ナマコ酢、太刀魚の南蛮漬け、グレの干物、刺身三種盛りなどから、8種類のお届けになります。
■夢が叶ってからがしんどかったというのが現実です
― 3代目ということですが、もともと継がれるつもりだったんですか。
そうですね。子どもの頃から魚を地方の市場におろしに行く親父のトラックに乗って、ついていって魚の箱を降ろしたり、好きで手伝いをしてましたね。
小学生のときの夢が魚屋さんで、すぐに夢がかなったという(笑)。夢が叶ってからがしんどかったというのが現実ですかね。
― 素敵なお子さんだったんですね!しんどいというのは?
昔と比べて魚の漁獲量がめちゃくちゃ減ってるんです。
最盛期から比べると10分の1ぐらい、自分が仕事を始めてもう20年目ぐらいになるんですけど、それ以降もずっと減ってきているんで、20年前と比べても5分の1ぐらいになっています。
― それは大変ですね。原因は何でしょうか。
おそらく、生まれたばかりの小さい魚を全部、育つ前に根こそぎとってしまうのが原因かと思います。
漁師さんも漁に行かないと商売にならないし、休んでくれとは言いづらいし、仕方がない部分もあっていろいろ難しいですね。
― 漁師さんも減っているんですか?
めちゃくちゃ減ってますね。今は跡継ぎがほとんどいない状態です。
ここの浜でも平均年齢は65歳から70歳ぐらいかなと思います。超高齢化社会ですね。
あと10年もしたら、おそらく半分以上が減って、3割ぐらいしか残らないのと違うかな。
― そんなに!
だから漁師を育てるということをやっていかないと駄目なんですけど、なかなかみんな、子どもを漁に誘おうと思わないんです。
漁は毎日博打みたいなもので、漁に出ても魚がいるかわからないですからね。
そんなことをするんやったらサラリーマンになれといわれるんじゃないかな。これも難しいですね。
― すごく難しい問題です。
いま現役の漁師がいるうちに、新しい人に教えてということをしていかないと、うちも商売ができなくなるし、魚を食べたくても漁師さんがおれへんしということになりかねません。
第一産業は絶対いりますからね、もっと取り組みを考えてやっていかないと、この先10年もしたら危ないんじゃないかなと思います。
南あわじ市の港、福良港
― 海に囲まれた淡路島ですが、このあたりの名産は何でしょうか?
年中あがるのはタイですね。夏はハモ、冬はウマヅラや天然のシマフグが有名です。
でもコロナになってから、漁師さんも漁にはほとんど出てないんですよ。
スーパーで売るような値段じゃないので、コロナで料亭さんがお店を閉めてしまったら需要がなくなるんですね。
― 漁師さんが漁に出られないというのは大変ですよね。
だからほぼ休んでいるんです。この状況が続くとダメージがきついですね。
今はまだ仕事があるだけよしとして、1〜2月は宣伝期間と思って、もうけは後回しと考えています。人生は長いですからね(笑)。
■もっと淡路の魚が美味しいということを知ってもらいたい
― 淡路の魅力はどういうところですか。
周りの人が困った時に「今日魚大丈夫か?」「買いに行こか」と言って助けてくれて、身近に感じるというか、常に仲間のような意識が強いですね。勝手にSNSでも宣伝してくれますし、がんばってたらみんなが応援してくれるので、感謝しかないです。
淡路を出て行った同級生もやっぱり帰ってきて、この町をよくしていこうとがんばっています。
いい歳になってきて、この町にお世話になったので恩返ししたいという気持ちが強いですね。
― このコロナ禍でそういう魅力を再発見する人も多そうです。
最近は移住してくる人もめちゃくちゃ多いんです。魅力的なスポットも多いですし、アウトドアが人気ですね。
「休暇村南淡路」(兵庫県南あわじ市)もありますし、キャンプ場はいつも満杯です。
そのキャンプにきた人たちが福良マルシェに行って、魚を買ってくれることが多くなりましたね。
― それは嬉しいですね。キャンプにきた人たちはどんな魚を買って行きますか?
クボタ水産は淡路の魚しか扱わないんです。
特に要望があるときだけよその魚を仕入れますけど、わざわざよその魚を仕入れなくても美味しい魚がありますので、まずは淡路の魚を売ると決めて、そこはブレずにずっとやっています。
― 今後の目標や展望を聞かせてください。
クもっと淡路の魚が美味しいということを知ってもらいたいですね。
今は魚屋さんがどんどん潰れて、スーパーで買うことが多くなっているかと思いますけど、スーパーだけではなくて、たまには地元の魚屋さんにも顔をだしてもらえたらと思います。

そこで話をして、親近感をもって買い物をしてもらえたら、魚も少しは人気が出て、市場もまた盛り上がってくるんじゃないかと。
昔ながらかもしれないですけど、そうなればいいなと思ってますね。
― 今日はありがとうございました。
Information
この商品について
地図
クボタ水産
〒656-0503 兵庫県南あわじ市福良丙356-20
[TEL] 0799-52-0484
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